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カローラ

遠い遠い昔のお話。
ワタシが小学校高学年だった時、当時住んでいた町の外れには鯉沼と呼ばれる沼があった。

その名の通り、鯉釣りの名所であったが、自転車で小一時間も走らねばならず、しかも、途中からは酷い砂利道で鯉が濃い鯉沼はワタシ達にはなかなか行けぬ遠くの名所であった。

ある日担任が『今度の休みに皆で鯉沼に釣りに行こう。』と、お誘いがあった。
担任は若くアクティブな男前の先生で、草刈正雄に似た人であった。そして彼は多分三億円事件で使われた大ヒット大衆車のカローラを買ったばかりだった。

声を掛けられた我々ハナタレ悪ガキ釣りキチ軍団5名は当然、ドライブ&釣りと思い込んでいたのだが・・・


                       つづく・・・カモ知れず・・・





毎度のご来店、ありがとうございます。

今朝方、ブログ村で一位に返り咲きました。

一時的カモ知れませんが・・・・うれしい限りです。
皆々様方のお陰様にゴザイマス。


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ちゃりんこ


お約束の日の早朝、ワタシらは竿を担いで学校そばの教員住宅に集結した。
『お〜・・・早いなぁ〜、オハヨ〜!』
約束の時間なんだから、早いもクソもないような気もするが・・・
忌野清志郎の様なファンキーな寝癖頭で担任は玄関から出て来た。

『ヨシ!それじゃ、先生は車で行くので、現地再集合な。』
・・・
『えぇ〜!!皆で車で行かんのぉ!?』
『イヤ、先生の車は5人乗りだから、ほら、無理だべサ。』
・・・
一同、思い思いに大ブーイング。
『あ〜、それと途中の牧場の堆肥で先生の分のミミズもとってきてくれよ。』
一同、フグのように膨らんだ。
すっかり車で行くと思っていた近所在住の二名は歩いて来ており、自転車を取りに戻る始末である。
二人を待ち、戻ったところで『しょうがねぇ・・・行くか・・・』と、ワタシ。
すでに大先生様はブロロロロ〜と、元気に出発済みだ。

皆、えっちらおっちらチャリンコをこいだ。
ケツが痛くなるような距離を想像し、それぞれに呪いの言葉を吐きながら・・・。

ココでこの話はまたしても次回のココロだぁ!
になるのだが、今になってよくよく考えると小学生5人なら、定員オーバーにはならんと違うのか?

全く先生ともあろう人が自分の教え子騙してもイイもんだべか?
恐らくはキタナイ鼻垂れに新車を汚されたくなかったんだろう。
しかし、それなら最初から現地集合にシロっつうの!
何でここに集合なのか、意味ワガラン!

まあ、そんなこんなで怒りつつ、次回のココロだぁ!
チキショーぃ






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ミミーちゃん


ブゥブゥ文句をタレながらも、普段お目にかかれぬ大物を夢見て皆の車速はなかなかに速い。

問題の砂利道に突入してしばらく進むと牧場が見えてきた。
誰もが無言でチャリを停め、ゴソモソと餌箱を荷物から取り出した。

道端から思い思いに棒っきれを拾い、口をへの字に曲げ、鼻の穴を閉じて堆肥の山をほじくり返す。
いとも簡単にワッサワッサのゴッチャゴチャとミミズの団子が見えてきた。それぞれに空缶やらタッパーやらの代用餌箱にミミズの塊を入れて行く。

『先生の分、ドースル〜?』
『みんなの分からテキトーに少しずつワケよ。』
かなり、どーでも良い感じだ。

鯉釣りでミミズ?と、思われる方もおられようが、当時のワタシらはミミズが万能餌だった。
当時は何故か太いミミズを ション○ンミミズと呼んでいた。
ローカル方言だと思うが、何故だかサッパリ意味は不明である。
捕れたのはその大型ミミズばかりだった。

だが、その日どうしても大物が釣りたかったワタシは子供向け釣り入門を読み、
お袋に芋を蒸かしてもらって、密かに準備していた。

更に偶然だが新調した竿のデビューでもあった。
それまでの子供向けロッドではなく、親父に近隣の都市に連れて行ってもらい買って貰ったヘラ竿であった。
田舎町には売っていない竿で非常に楽しみだった。
そんな訳でワタシの気合は十分状態だった。


いよいよ沼に到着すると、駐車スペースで先生は沼を睨みながら、タバコをフカシテいた。



やっと釣りの話になりそうなニオイを残しつつ、次回のココロですのよ。







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お池の絵


『お〜・・・結構早かったなぁ〜・・・ミミズも獲ったんだろ?』
先生はビールの空き缶にラップという適当さの餌箱を差し出した。
皆も負けずの適当分量を餌箱に分け入れた。

その後、先生の安全うんぬんのお説教があったが、皆耳を後ろ向きにして閉じていたので、何を言っていたのかはわからねの状態だった。
『あ〜・・・皆、授業中と同じだ!』と、ワタシは思った。

話の終了2秒前に皆はそれぞれ思い思いのポイントに散った。

ワタシは歩いて入り込める一番奥の少し岬になっている場所に分け入った。
首くらいまでの葦が生茂っている。
座ると皆の姿は全く見えない場所だった。

急いで竿置きをセットして降り出し竿を伸ばし仕掛けを結わえて、餌を装着。

ボチョン・・・


何度か浮きの高さを調整してポチョン!

・・・

来ない。

・・・

まだ、来ない。

・・・・・・

ピクリとも来ない。

エサを様子見またポチャン。

・・・全然来ない。

・・・・・・

飽きてきた。

・・・子供は飽きやすい・・・

皆の様子が気になり始めた。

やっぱり来ない。

そんなこんなで、遠くから仲間の談笑声が聞こえてきた。

来ない。まったくピクリとも来ない。


ワタシは立ち上がり、葦藪を分け戻り談笑に参戦しに行った。

先生を除く皆の衆は団子状態で固まっていた。

『お〜・・どうだぁ?』

『ぜんぜん!』

一通りどうでも良い話を終え、またそれぞれが釣り場に散った。


皆釣れていないことに安心し、ワタシが自分のポイントに戻ると・・・

あろうことか・・・

『さっ、竿が無い!!??』











>|||||(・> 不思議の殿堂 <・)|||||<

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気が付くと前回掲載からずいぶんと・・・。

まあ、あまり待ってもいないでしょうが・・・次回掲載の活力をお願いイタシマス。

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恋しい鯉


『さっ、竿が無い!!??』

竿たてに掛けておいた竿は何処にも見当たらない。

が、とっさに沼を見ると岸から10mくらいのところにワタシのおNEWロッドは
斜めに突き刺さるように立っていた。

一瞬どうしていいか解らず躊躇したが、ワタシは沼にズブズブと進んだ。

沼底は殆ど火山灰で足先はくるぶし位まで火山灰に潜り込んだ。

ズンズン進み、腰のくらいまで水没したあたりで、ぐっと手を伸ばすと握りが掴めた。
竿を折らぬように慎重に引き抜くように竿先を上げた。
竿先が水から出たその瞬間、竿は大きくしなりテグスが斜めに走った。

『ウわァァ〜〜〜〜〜っ!!』

驚いたワタシは腹の底から大声で叫んだ。

竿を両手でしっかり掴み立て、ひっくり返りそうになりつつファイトした。

竿は大きくしなり折れそうだったが、半歩単位で後ずさりし、
なんとか岸に上がった。

気が付くと先生と仲間が集結し、まわりで何やらわめいているが全く聞こえない。

竿からはガンガングイグイとショックが続き、ただただ刀を立てるように必死で堪えた。

・・・・・・・・・・・・

やがて・・・

どうにかこうにかお魚様は疲れ果て岸に寄ってきた。

最後はタモを使って先生が取り込んでくれた。

頭までビショビショのワタシはファイト終了と同時に力なくその場にへたり込んだ。


お魚様はタモの網中でビトンビトンと元気に跳ねていた。


                 さらにつづく・・・






>|||||(・> 不思議の殿堂 <・)|||||<

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う〜ん・・・この連載もどこまで続けられるやら・・・

作らねばならんし、釣りには行きたし・・・

昼寝もしたし・・・

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